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文学ファン必見!第172回直木賞候補作を深掘りレビュー

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第172回直木賞の候補作が発表され、文学ファンの間で話題になっています。今回ノミネートされた5作品は、どれも個性的で読み応えのあるものばかりです。
直木賞は、大衆文学の最高峰とも言える賞であり、エンタメ作品を中心に選ばれる傾向があります。毎回、候補作の発表とともに「どの作品が受賞するのか」と予想する楽しみもあります。
この記事では、候補となった5作品の特徴や作家の経歴、作品の魅力について詳しく解説していきます。それぞれの作品のテーマやストーリーのポイントを押さえながら、直木賞の傾向についても考察していきます。

第172回直木賞候補作のラインナップ

今回の候補作は、朝倉かすみ『読むよむ語る』、伊与原新『愛を継ぐ海』、荻堂顕『悪なき』、木下昌輝『足のちぎり 安房法令名和の辺顛末』、月村了衛『去のガラン』の5作品です。
候補作は、軽いエンタメ作品から骨太な歴史小説、時代小説まで幅広く選ばれています。最近の直木賞は時代小説が強い傾向があり、今回も歴史を題材にした作品が含まれています。前回の直木賞では比較的軽めの作品が目立ちましたが、今回はより重厚なテーマの作品が多いのが特徴です。
それでは、1作品ずつ詳しく見ていきましょう。

朝倉かすみ『読むよむ語る』―おばあさんたちの読書会が織りなす物語

朝倉かすみは、1960年生まれの作家で、2004年に『肝、焼ける』で小説現代新人賞を受賞しデビューしました。その後も数々の作品を発表し、2018年には『平場の月』で直木賞候補に選ばれました。今回の『読むよむ語る』は、彼女にとって2回目の直木賞候補作です。
この作品のテーマは「読書と人生」です。おばあさんたちが集まる読書会を舞台に、それぞれの人生が語られ、読書を通じて新たな気づきが生まれるという物語になっています。高齢者が主人公という点も特徴的で、人生の後半をどう生きるかについて考えさせられる内容です。
読み手に優しく寄り添うような語り口が魅力で、読書好きな人にとっては特に共感できる部分が多いでしょう。直木賞はエンタメ作品が多い中、このようなじっくりと味わう文学作品がどう評価されるのかも注目したいポイントです。

伊与原新『愛を継ぐ海』―理系作家が描く壮大な短編集

伊与原新は、1972年生まれで、神戸大学卒業後、東京大学大学院で地球惑星科学を学び博士号を取得した理系の作家です。彼の作品は、科学や地球に関するテーマが多く、『月まで三キロ』では日田次郎文学賞を受賞するなど、その作風には定評があります。
今回の候補作『愛を継ぐ海』は、唯一の短編集であり、科学的な視点を持ちながらも人間ドラマを深く描いているのが特徴です。伊与原新の作品は、NHKでドラマ化されることも多く、エンタメ性と文学性を兼ね備えています。
直木賞の選考では、社会的な流行や時代のニーズが反映されることもあります。伊与原新の作品が持つ科学的要素や、NHKドラマの影響も考慮すると、受賞の可能性は十分にあるでしょう。

荻堂顕『悪なき』―戦後から現代へ続く壮大な物語

荻堂顕は1994年生まれの若手作家で、2020年に『私たちの義象』で新潮ミステリー大賞を受賞しデビューしました。まだキャリアは浅いものの、ミステリーや歴史を題材にした作品が高く評価されています。
今回の候補作『悪なき』は、戦後から現代に至るまでのある一族の物語で、骨太なエンタメ作品となっています。直木賞は幅広いジャンルの作品が候補に上がりますが、このような歴史を背景にしたミステリー作品は特に注目されやすい傾向があります。
物語のスケールが大きく、重厚なストーリーを求める読者にはおすすめの一冊です。

木下昌輝『足のちぎり 安房法令名和の辺顛末』―時代小説の本命

木下昌輝は、1974年生まれの時代小説作家で、過去3回直木賞の候補になった実力派です。直木賞は近年、時代小説が強い傾向があり、今回の作品もその流れに乗っていると言えるでしょう。
『足のちぎり』は歴史を題材にした重厚な作品で、史実をもとにしながらもドラマ性を加えた内容となっています。時代小説は一般的に読者層が限定されがちですが、近年の直木賞では人気が高まっているジャンルです。今回も受賞の可能性が高い作品の一つとして注目されています。

月村了衛『去のガラン』―スピード感あふれる政治ミステリー

月村了衛は、1963年生まれの作家で、2010年にデビューしました。これまでにも直木賞候補に選ばれた経験があり、エンタメ作品の中でも特にスリリングな展開を得意とする作家です。
『去のガラン』は、現代の政治や腐敗をテーマにした作品で、全編関西弁で描かれているのが特徴です。テンポが良く、スピード感のある展開が読者を引き込みます。テーマ自体は重いものの、読みやすさがあり、多くの読者に受け入れられやすい作品です。
直木賞の選考では、話題性も重要なポイントとなるため、月村了衛の作品がどのように評価されるかが注目されます。

まとめ

第172回直木賞の候補作5作品は、それぞれ異なる魅力を持つ個性的な作品ばかりでした。おばあさんたちの読書会を描く『読むよむ語る』、科学と人間ドラマが融合した『愛を継ぐ海』、歴史ミステリーの『悪なき』、時代小説の本命『足のちぎり』、そしてスピード感あふれる政治ミステリー『去のガラン』。どれも直木賞にふさわしい力作ばかりです。
受賞作がどの作品になるのか、今から楽しみですね。あなたはどの作品が気になりましたか。ぜひ、読んでみてください。

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